秋の伊豆高原&バガテル・ローズガーデン
秋バラの美しい季節となりました。9月の台風でダメージを受けたK's Rose Gardenでも、イングリッシュローズたちがゆっくりゆっくり回復に向かって小ぶりの花弁を楚々と咲いて、お庭に彩りを添えてくれています。
秋が行ってしまう前に、母をどこかに連れて行ってあげたくて、先日伊豆に出かけてきました。
箱根を経由して伊豆スカイラインをビューンとドライブして、伊豆高原の終点まで行ったら、秋に会うはずが、秋ではなくて、春に出会いました。
10月桜と名づけられた可憐な桜の咲く大室山のふもとの”さくらの里”。
本当の春が来たみたい!でしょ?ちょっとぴっくりしました。
前回、メグちゃんと一緒に訪れたのは昨年の4月(そのときのブログはこちら)、桜が次々とほころびる春爛漫の季節でした。
今回11月に再び訪ねて、10月桜が満開の風景を見て、”さくらの里”と名づけれられたわけが分かりました。
(下の3枚の写真は昨年の春、4月に訪ねた時の写真です。)
前回のブログでアップしたイギリスのお山”シルベリーの丘”と形はとっても似ているけれど、大室山は人工ではなく、火山の噴火口の跡にできたお山です。
ひざの治療中で前回、頂上をお散歩できなかった母とペコちゃんと3人で、すすきのなびく秋の大室山をリフトで再び上って、風のビュービュー吹いている頂上で、360℃見渡せる雄大な景色を眺めながら一周ぐるりとお散歩して、昼食前の適度なエキササイズは完了!
ランチはカフェ・ブルーギルへ。場所は一碧湖湖畔沿いにある池田20世紀美術館の前にある静かなロケーションの良いところにあります。
一見ティールームのお店構え、中に入るとインテリアは昔の喫茶店風。
お食事ができるとは思わず、気をつけて見ていないとうっかり通り過ぎてしまいそうに小さなカフェです。
でも一品、一品、丁寧に作られたお料理がどれも美味しくてお奨めの小さなカフェ・レストランです。
前菜は真鯛のカルパッチョだったかしら?水揚げされたばかりの鮮度の良い食材が使われていて、コリコリ、シコシコとした食感のとても美味なカルパッチョでした。
ランチのミニサラダも丁寧に作られていて、大きめの器に盛られたボリュームにシェフのホスピタリティーが感じられます。
地鶏と地元産野菜のグリル・バルサミコソース、しっかりした弾力とこしのあるチキンは外はパリッパリ、中はジューシーで、グリル好きな方にはきっと気に入っていただけます。
大好きなニョッキ...我が家で手作りするニョッキは北海道産のホクホクのジャガイモをたっぷり使って作り、ニンニクを利かせたバターソースにからめて、たっぷりのパルメザンをかけていただくのですが、ブルーギルのニョッキはスープ仕立てのものが多く、今回いただいたのは生ハムと秋茄子、トマトとチーズのニョッキ。
ナチュラルチーズがたっぷり入っていて、とっても美味しいの!
デザートに頼んだ熱々のアップルタルトもクレーム・ブリュレも美味しくて、苦味の利いた美味しいコーヒーで締めくくり。楽しいランチタイムを過ごしました。
お料理が一品一品、すごくゆっくり時間をかけて出てくるので、お食事が終わって気がつくと、時計はもう3時をとっくに回っています!
大変!これからどうしましょう?
湖畔が紅葉で色づき始めたロマンティックな一碧湖でひとときを過ごすのも良いし、海岸沿いをドライブして夏の喧騒が見られない静かな秋の海を見に白浜海岸に行くのもいいな。
でも今回は母と一緒だから、海岸沿いをビューンとドライブしながら、河津のバガテル公園のローズガーデンに行くのはどうかしら?
どこでもお任せしますと母。いいね!そうしよう!とペコちゃん。
バガテルのローズガーデンは何時まで開いているかしら?山の向こうに陽が沈んでしまう前の西日の最後の時間までに着けますように!
4時半にバガテルローズガーデンのエントランスに到着!!
広場のガーデンショップを通り過ぎて、早くガーデンへ行きましょう!
この時間からのバラ園見学は、実は正解でした。
なぜなら薔薇は朝早く、朝露を含んで朝もやの中と夕暮れ時が一番綺麗だから...。
観光客は昼間の一番陽射しの強い時間に訪れることが多いけれど、薔薇が本当に一番美しいのは夕暮れに向かう直前の黄金の時間だから...。
観光客が、皆、見学を終えて帰路に向かう黄金の時間帯、暮れなずむ中、人っ子一人いないバラの園で、最後の西日を受けて輝く薔薇たちを愛でることのできる幸せなひとときを過ごしました。
これから葉が落ちて、深い冬の眠りに入る前のゴールデンタイムの薔薇たち...。
バガテル公園の薔薇たちは秋薔薇と思えないほど、5月の開花のように一輪一輪の花弁が大きく、良い香りを振りまきながら、ふっくらとたわわに咲き零れていて、山の向こうに沈みかける最後の陽光を浴びて、どの子も美しく輝いていました。
ロングウォークを楽しめるフランス様式の美しいローズガーデン。
一枚だけ、ドライバーのペコちゃんも記念に入れておかせてね。ペコちゃんは、結婚した年(今から27年前)に我が家で最初に薔薇を育て始めたロザリアン&ガーデナーです。(我が家の薔薇物語については、お庭のホームページを開設しただいぶ昔にK's Rose Gardenの序文に書きました。)
母もペコちゃんも私も3人それぞれ好きなように気ままにバラ園の中を歩き回って薔薇の香りをかぎながら過ごしました。
連続アーチの薔薇たち。秋にはオレンジ、赤の実をつけて色づいていました。
たわわに実をつけて...・ビタミンたっぷりのローズヒップティーが作れそう...。
どのフレーミングも心のアルバムに刻み込んでおきたくて。秋って何て美しいんでしょう!(kao)
** 英国雑貨&フレンチカントリー雑貨 English Rose Cottage(イングリッシュローズコテージ)**
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